ネタばれがあるかも知れませんので、読了後目を通して下さい。
とにかく、楽しんで書いているなぁ、っていうのが第一印象ですね。書いている間、ご本人がニヤニヤ(・∀・)しているんじゃなかろうかと思ってしまいました。もう文章の端々に、「俺についてこい!」的な勢いがありますよね。いつもビクビク書いている身からすると、頭が下がります。
連載として読んでも面白いし、単作として読んでもOK! 賢いなぁ、こういうシリーズって、話がどんどん広がりますよね。スター・ウォーズやスター・トレックのように、たくさんのスピンオフや新シリーズを目指して欲しいものです。
今作は、波野さんの頭の中にある壮大な全体像のほんの一部分のようですが、エンドレス・ドラマがこの先も続くのを楽しみにしています。ぜひ、ぜひ、若い少年少女の目に通るように勧めたいものです。
本編及び解説を読ませていただいて、アクションや戦闘があるわけではないのですが、頭に浮かんだのが、寺沢武一氏の漫画『コブラ』だったんですよね。〈オルガニゼイション〉という言葉がどことなく、『コブラ』に登場する〈ギルド〉的な印象を受けました。ヒーローものは、敵を倒すとストーリーのエンディングを迎えますが、今作のようなストーリーなら、どんどん世界観を広げることができるんですね。いいなぁ。
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